去る2007年9月4日、学士会館(東京都千代田区)において第4回国際健康美学会学術大会が開催されました。
 ご参加いただいた各界の専門家や現役エステティシャンの方々で会場は満席。多彩な講演の他、研究者によるポスターセッション等も大いに盛り上がりました。
 海外からの専門家による講演も非常に興味深く、美と健康の追求は国境を越えて世界共通の人々の願いであるという事を、あらためて実感させられる有意義な大会となりました。

Main Speakers

Beryl Barnard(ベリル・バーナード) 氏
  The London School of Beauty & Makeup 校長

英国におけるエステティックの歴史と、現在におけるイギリスのエステティシャンの地位や仕事内容について、具体例を交えながら講演して頂きました。


永嶋久子 氏
  学校法人資生堂学園 資生堂美容技術専門学校校長

美容に関わる人間として、技術や知識が大切なのは勿論のこと、お客様に接する心(ハート)も非常に重要であるという事を、自らの体験談を通して語って頂きました。


スキ・カリライ(Suki Kalirai) 氏
  Serve Health & Beauty Limited 最高責任者

ロンドンを中心に展開しているスパを例に挙げながら、ユニリーバと共同開発したプロ用のスキンケア商品であるダヴ(Dove)シリーズ等についての解説などをして頂きました。


リンダ・ヒル(Linda Hill) 氏
  Beauty therapist / Health and Beauty Manager

ホテルやスパ、エステティック・サロン等に専門スタッフを派遣する仕事をしている同氏は、リクルートやコンサルティングの面から美容産業の実情等について講演して頂きました。


奥田弘美 氏
  東京八重洲メディカルケアセンター 八重洲クリニック院長

医療・健康分野におけるコーチング手法の応用について、現役の精神科医としての見解も交えつつ、わかりやすく説明して頂きました。


Poster Sessions

「ポスターセッション」 のコーナーでは、骨格と肥満に関する研究や、色が人体に及ぼす影響など、様々なジャンルの研究発表が行われました。 (※写真は 村山舞 氏)
~健康痩身による年代別結果と
  心身への影響~

株式会社村山 専務取締役
  村山 舞 (写真左)
~色彩療法~


色彩心理士(カラーセラピスト)
心理学博士
  鯉江 園子 (写真中央)
~肥満女性たちの体型比較の調査~


チェヌン大学 ビューティーコーディネーション学科教授
  金 基甲 (写真右)


Snap Shots

 美と健康に携わる各業界の専門家や、現役エステティシャンの方々など、多数ご参加いただきました。  各分野の専門家による講演は実践に役立つものが多く、参加者も興味深く聞き入っていました。
 (※写真は精神科医の奥田弘美先生)

 美容や健康業界からの出展も数多く、サロンを運営している参加者達にとっては最新の美容機器に触れる事が出来る絶好の機会となりました。  長時間のプログラムでしたが、最後まで大盛況でした。
 美と健康に関わるすべての人々が有意義な情報交換を出来るように、今後とも活動を続けていく所存です。



2007.9.4